噛む柴犬と暮らすために大切にしてること
「一度噛むようになった子の改善は難しい」
色んなトレーナーさんや獣医さんに言われた言葉。
身に染みてます…
最初はとにかく改善にこだわっていましたが、それがどんどん自分を追い詰めていきました。
結果、げっぞり…笑
いろいろと試しましたが、本気噛みや攻撃性がゼロになることはありませんでした。
それでも今はあの頃が懐かしいなと笑えます。
(ガウられで悲しくなる日もあるけど)
犬には人間と暮らすルールを覚えてもらう、飼い主は犬の本能や気質を理解する。
お互いが譲歩して受け入れ合うという形をとることでずいぶん楽になりました。
どうやって暮らすのか、何を大切にするのか、どこまでやるのかは人それぞれ。
噛む犬麦と暮らすために私が大切にしてること、「へーそーなんだー」ぐらいに軽く読んでいただけると嬉しいです。
目次
犬の気質や本能を理解する
オオカミが起源の野生味あふれる柴犬
触られると怒ることがあります。
寝てる時に近づくと殺気立ちます。
食べ物があると攻撃性が増します。
いきなり動くと狩猟本能を発揮します。
これらの行為の先には本気噛みがあります。
それならば…
触る時は様子を見てから手を出せばいい
(ダメそうな時は触りません)
寝てる時は近づかなければいい
食べ物を持っている時は気をつければいい
いきなり動かなければいい
(様子を見てゆっくり動けば狩られません笑)
犬の性格や気質、本能的な部分を理解してあげることで、麦の態度がマイルドになりました。
先代犬にはこれらの行動はありませんでしたが、SNSで発信するようになって犬には珍しくない事だと知りました。
麦がまだ1歳の頃、
「柴犬ってそんなもんですよー」
と他の飼い主さんにコメントをもらい「あ、そうなんだ」って笑
知ってるか知らないかでずいぶん違うものですね。
アンケートです
噛む、噛まないは置いといて、みなさんどうですか?
ケガや病気にはとにかく注意する
痛みや体調不良があると攻撃性が増します…
一度だけご飯が食べられなくて入院したことがあるのですが、その時の殺気立ち方がすごくて…
ちょっとでも近づいたら激昂、あまりにも怒るので頭がおかしくなったのかと思いました笑
突然やってくるので100%は防げませんが…
食べ物や日々の変化には気をつけています。
しかし、麦は表現が大袈裟だったり芝居がかった態度を取ることがあるので、「あれ?大丈夫?」とよく騙されてます笑
ちょっと足を捻っただけで「ヒャインヒャインヒャイーーン」とこの世の終わりみたいに鳴くので…
ケガや体調不良で殺気立っている中お世話するのは大変、足なんて怪我したらどうしたらいいんだか…
噛む犬は色んな意味で健康第一です。
噛まれない状況を作る
最初は触ったり近づいたりするだけで犬が噛むということが理解できず、噛まれても噛まれても同じように接していました。
近寄ってくるのに触ると怒るって何!?
あれから5年、今はほとんど噛まれません。
ただ、噛まなくなったわけではなく、噛まれないように生活するようになりました。
ダイソーで買ったネットで作ったガード、低くてもこれが置いてあれば噛まれません。
「咄嗟に来たらどうするの?」
常にガードしてます!
我が家はホントに犬の飼い方じゃないです。
足元にワニがいるような暮らし方してます笑
でも、これが噛まれない状況作り。
リードを付けっぱなしでフリーにしている子も多いと思いますが、麦はそれもできません。
「リード付けっぱなしなんです…」という飼い主さん、私から見ると本当に羨ましいです。
それができるならとってもいい子だと思います!
油断禁物!かわいい顔に騙されない
最近おだやかだなー
調子いいなー
と思って油断しているとガブリ!
いきなりのモードチェンジがあるので気が抜けません。
体調や気候、気圧の変化などもあるようですが、いい時と悪い時、かならずバイオリズムがあります。
残念ながらいい時がずーっと続くことはありません。
最近だと去年の夏、その頃はかなり穏やかな日が続いていたので完全に油断しました。
ノーガードで一緒に遊んでいたところをガブリッ
ご機嫌モードで可愛い顔をしていたので、食べ物を持って麦の真横を通ったところいきなりのモードチェンジでした。
噛まれたケガの具合としてはこれでもレベル4ぐらいかな。
昔はもっとひどかったです…
可愛い顔に騙されてはいけませんね。
噛む柴犬は油断禁物です。
アンケートです
いきなり豹変して怒り出したり噛んだりすることがあります。
きっと何か理由はあるのですが、「いきなり」なので困ってます…
プロに頼る
トレーナーさん、獣医さん、トリマーさん
最初の頃は何か糸口が見つかるのではと思い、相談しまくってました。
そして獣医さんに相談したのをきっかけに、とてもいいトレーナーさんを紹介していただきました。
今は困ったことがあったらトレーナーさんに相談しに行く、体のことは獣医さんにお任せする、お手入れはトリマーさんにお願いする。
と、できないことは無理せずプロを頼っています。
シャンプーぐらいは自分でしたいのですが…
生涯手放さないで一緒に暮らす
麦と一緒に暮らすために大切にしてることは結局このためです。
生涯手放さずに一緒に暮らすため!
実際に手放すことなんてできませんが
「もう飼えないかも」
何度も思ったことあります…
(ひどいですよね)
麦に出会うまでは犬の飼育放棄をする人が信じられませんでしたが、今は単純に批判することができません。
(簡単に手放すのはもちろん反対ですが)
改善できなかった今、私ができるのは噛まれないように気を付けること、そして他の人や犬を噛ませないことです。
なので、ノーリード、伸縮リード、いきなり手を出す人は本当に恐怖です。
噛んだら麦が悪者…
あ、でもビビリだから私に噛みついてくるだけかも笑
噛まれないように暮らす、これが今の私にとって最善の方法ではありますが、決してしつけを諦めたわけではありません。
「ダメ」「マテ」「ハウス」を徹底することで、噛む手前て止めらることが増えました。
噛む犬と暮らすには飼い主の対応力の向上が必須です!