柴犬の本気噛みや問題行動に悩んでいる
飼い主のブログです

我が家の柴犬はしつこいスキンシップが苦手です。

そのため、本気噛みが始まった生後7か月頃からは触りすぎると噛みかかってくるという事件が多発しました。

最初は「なんで？」と理由が分からず、触っては噛まれ触っては噛まれを繰り返していました。

トレーナーさん、獣医さん、トリマーさん、柴犬の飼い主さん

いろんな方に「柴犬はね～（そういう子多いんだよね）」

と言われても全然納得できません。

「この子、どこかおかしい…脳に障害があるのかも…」と本気で思っていました。

なので、

「犬は触られると喜ぶ」

から

「しつこいスキンシップが苦手な子もいる」

と自分の考えをアップデートするのにずいぶん時間がかかりました。

今は「触ってほしいけど適度でお願いします」

なんだなと思ってます。

なんで触っただけで噛むの？その心は！？

我が家の柴犬は触った瞬間噛むというよりは触りすぎると噛むというところから始まりました。

帰宅してケージを開けると喜んで出てきて「なでて～」と言わんばかりに寄ってきます。

「むぎちゃーん」

と頭や首周りをよしよし

すると目をつむって気持ちよさそうにする

なでなでなでなで（あーかわいい！かわいい！）

と触っているといきなり豹変

ガルルルルーガブ！！！

と噛まれることが増え、最初は傷程度だった噛み跡が

ケガ→大けが→骨にひび入る→縫う

と、どんどんエスカレートしていきました。

犬が触っただけで噛むはずがない
（幼稚園の時から犬と暮らしてきた自分の考えが間違ってるはずない！）

と思っていたので何度も繰り返して「嫌なことをされたら噛む」を定着させてしまいました。

それからは

首輪されるのがいやだから噛む

散歩行くのがいやだから噛む

おやつがもっと欲しいから噛む

相手してくれないから噛む

と自分の要求が通らなければ噛むというモンスター犬に成長してしまいました…

我が家の柴犬は、触ると噛むというよりは「触られるのがイヤだから噛んで気持ちを伝える」という感じで「噛むと嫌なことから逃れられる」と学習した結果、噛む、噛む、噛む、とにかく噛むのモンスターに成長してしまったようです。

トレーナーさんから「触るのはそこそこに」の教え

「触ると噛むんです」

トレーナーさんや獣医さんに相談すると

「柴犬はね～」

それはあるあるなんですよと言う反応が返ってきます…

「触るのはそこそこにね」

ということで、過度なスキンシップを控えるようになりました。

というよりは、噛まれるのが怖くて触れなくなりました涙

1歳ごろの話です。

「触るのになれさせましょう」というトレーナーさんもいると思うので、出会うトレーナーさんによってその後の運命がかなり変わってきますね。

アンケートです

触れなくてもコミュニケーションはとれる

トレーナーさんから触るのはそこそこにと言われてからは

よしよしと数秒触る程度にとどめていました。

首輪をするのも濡れた体を拭くのもできるだけ触らぬように工夫。

ブラッシングなどもササっと短時間であとはトリミング任せ。

マントタイプのカッパを触らずに着せる方法まで編み出しました！笑

服を嫌がる柴犬に革命！久しぶりにカッパが着れました

とにかく嫌なもんはしょうがないと割り切っての生活。

でも、触れなくてもコミュニケーションはとれます！

一緒にボール遊びをしたり

一緒に引っ張りっこをしたり

ロングリードを持って散歩に行ったり

車でお出かけしたり

「まて」や「おいで」のトレーニングをしたり

ほとんど触れなくてもコミュニケーションを取れば取るほどお互いに接しやすくなっていきました。

2歳〜4歳ごろの話です。

ほとんど触れないからまぁまぁ触れるに変化

触るのはそこそこに

そんな私と麦の生活が変わったのは2020年

コロナ禍がきっかけでした。
（麦が4歳の時です）

出勤ができなくなり、完全リモートワークになったことで麦と過ごす時間が増えました。

麦がいる部屋で仕事をしていたので、毎日ずーっと一緒。

と言っても我が家の柴犬、昼間はほぼ寝てるので同じ部屋にいるだけ。

しかし、ずーっと一緒にいるので絡みたくなっちゃうんですよね。

休憩がてら「むぎ〜」と声をかけたり

お昼休みに散歩に連れ出したり

今までよりもコミュニケーションの機会が増えました。

そうするとやっぱり触りたくなりますよね笑

なるんです！

いろいろトライしてみたくなっちゃうんです！

そこでガード用のネットを隔ててすこしずつ触る時間を増やしました。

最初は5秒ほどでガウーーー
（でもまたゴロン、5秒でガウー、またゴロンの繰り返し）

それが、10秒、20秒、30秒、1分と増えていき

今では数分触り続けてもそのままゴロンとしてる時もあります。
（目はバキバキですが）

少しずつ触られることに慣れてきました。
（もしもの為にガードありですが…）

触られるのがイヤな柴犬と触りたい飼い主

イニシアチブのとりあいです笑

そして、この触ることを増やす行為によって麦が格段に私の所に寄って来るようになりました。

怒るくせに触られたがりです笑

今では「勘弁してー」というぐらい寄ってきます。

可愛いですね。

触ると噛む柴犬の飼い主が7年かけて辿り着いた境地は「慣れこそ最強」です。

麦は触られるのに慣れて、飼い主は触るのに慣れる

お互いにコミュニケーションの取り方を学んだような気がします。

「嫌だから噛む」で伝えていた柴犬が触られたくないと寄ってこなかったり離れて行ったりします。

私も目を見れば「今はダメだ」というのが分かります。

ガードありでしか愛犬とコミュニケーションがとれないなんて…とは思いますが…

少しずつ。

我が家の柴犬は今年8歳

目標は介護が必要になるまでにもっともっと触れるようになることです！