噛む柴犬、家で簡単にできる主従関係のしつけを試してみた
犬が噛むのはしつけの問題だけではない。
では主従関係は?
飼い主と噛む犬、主従関係はガタガタに崩れているんでしょうか?
我が家の柴犬は寝ている時やリラックスしているときに近づくと「ガルルルルル」と物凄い剣幕で怒ります…
これは、完全に下に見られてますね( ̄▽ ̄)
ということで、ポチパパ チャンネルで見た家で簡単にできるというしつけの動画を見て試してみました。
目次
ポチパパ ちゃんねるとは
吠える、噛むなどの問題行動がある犬たちを引き取りトレーニングをしているドッグスクールポチパパ のYouTubeチャンネルです。
問題行動に悩んでネットで解決策を探している飼い主さんなら一度はたどり着いたことがあるんじゃないでしょうか。
「ポーチパパチャンネル〜♪」
と言うポップな音楽で始まるんですが物凄い剣幕で怒っているハードな噛み犬たちが登場します。
そんなハードな対応をしていた犬たちがガラッと変わって穏やかに過ごしている動画は見ていて幸せな気持ちになります。
犬への愛情だけでなく、犬の性質、犬の気持ちを大切にしているからこそここまでできるのではないでしょうか。
よしよしと膝に乗せて可愛がったりきれいにトリミングしたり、時には服を着せてお洒落をしたり。
飼い主的には一緒に楽しんで色々したいところではありますが、ポチパパ ちゃんねるを見ていると、犬の気持ちを尊重してシンプルな付き合いをすることも大切なんじゃないかと思います。
ただ一緒に暮らす、それだけでいいんですよね!
家で簡単にできる主従関係のしつけ
用意するのはリード。
リードをつけたままにして飼い主が通るときにどかせるというもの。
「どけ」と低い声で言ってどかせる。
そしてどいた所を飼い主が通る。
ただこれだけです。
最初はリードを引っ張って強制的にどかせます。
主従関係ができてくると飼い主が通ろうとすると犬が自分でささっと移動するようになる。
犬の世界は上下関係がしっかりしているので、主従関係ができていれば上のものが通る時は下のものがどく。
これが当たり前なんだそうです。
さて、癖が強め俺様気質の我が家の柴犬…こんなことができるようになるんでしょうか…
しつけ前の我が家の柴犬は?
とりあえずどきません。
どかないどころかリラックスして寝ている所に近づくと物凄い剣幕で怒ります。
そして絶対にどくものかと意地になってその場にどどーんと居座ります。
時にはいきなり起き上がってヴヴヴヴヴーっとこちらに走り寄ってくるので、ケージを解体した柵を立てて危険回避をすることも…
飼い主が避けて歩いているので、完全な上から目線、下に見られてるんだと思います。
こんな状態で本当に「どけ」の一言でどくようになるものなのか…
しつけの結果は?
どくようになりました!
怒りながら、嫌がりながらなので完全ではありませんが…
それでもヘコヘコと道を譲るようになりました。
しつけのプロってすごいですね。
我が強い麦が私に道を譲るなんて思いもしませんでした(笑)
本気噛みがある我が家の柴犬は家の中で完全にフリーにはしていません。
視界に入った瞬間いきなりガウっと来ることがあるので油断できなくて…
そのため、普段は室内で鎖に繋いでいます。
なぜ鎖なのか、リードだと噛みちぎってしまうからです(涙)
私が家にいるときにリビングでスペースを区切って首輪を外しフリー時間を作っています。
1歳くらいからこのスタイルなので、繋がれることに抵抗はありません。
最近は朝ご飯を食べた後から首輪を外し夜までフリー状態にしています。
寝る前にボール遊び→首輪で繋がれる→歯磨きガム→就寝
これが麦のナイトルーティーンです^_^
ルーティーンなので寝る前には何の抵抗もなく首輪をスポット付けさせてくれます。
首輪をつけた後には歯磨きガムタイムなのでそれ狙いでもありますが(笑)
今回いつもは首輪を外してフリーにしているところを首輪とリードをつけたままにして自由にして試しました。
「どけ」だとワードが強いので、我が家は「どいて」で試しました。
無反応…
何言ってんだ?こいつ。
最初はそれくらい冷ややかな反応が帰ってきました。
しつけは根気!
めげずに続けます。
「どいて」と言いながらリードを引っ張ってどかせる。
物凄い剣幕で怒りますが…
心を鬼にしてグイッと( ´ ▽ ` )
これ、数日続けると嫌々ですがどくようになるんです!
そしてリードがなくても自分でどくようになるんです!
(我が家の柴犬は)イヤイヤですが…
しかも「どいて」の一言じゃなく、「どいて✖️10」くらい必要なんですが…
時間はかかりますが…イヤイヤではありますが…それでもどくようになるんです!
寝ているそばを通る時に怒る、なんなら噛みかかってくることもある我が家の柴犬。
怒る前にどかすことができるというのは物凄い進歩。
麦が新しい指示を覚えてくれるたびに一緒に暮らしやすくなります。
最近は「しつけに主従関係なんて必要ない」「犬に上下関係なんてない」そう言われることもあるようですが…
我が家の柴犬のようにマウンティングを取りがちな子には飼い主よりも下だと理解させるしつけが必要だと思いました。
怒りながら嫌がりながらなのでまだまだ不完全ではありますが、主従関係の構築、これからも頑張っていこうと思います。
少しづつ、一歩づつ。