“マンガでわかるイヌの気持ちがおもしろいほどわかる本”を読みました
「マンガでわかるイヌの気持ちがおもしろいほどわかる本」を読みました。
表紙が柴犬だと手に取ってしまう、柴犬の飼い主あるあるですね(笑)
ちょっと立ち読み程度の気持ちだったんですが、パラパラとめくって見ていると「そうだったんだ…」ということが書いてあったので購入してゆっくり読みました。
漫画と文章のバランスがいいのでとても読みやすい本です。
難しい表現がないのもいい!
第1章 しぐさから知るイヌの気持ち
第2章 よくあるイヌの困った行動
第3章 どうにもやめられないイヌのクセ
で構成されています。
これ当てはまる!!
と思ったものをいくつかご紹介したいと思います。
※ここからは本の内容に触れてます。
目次
仰向けになってお腹を見せるのは服従の意味だけじゃない!?
(第1章 しぐさから知るイヌの気持ち)
この本を読んでみたいと思ったのがこの見出しです。
犬がゴロ〜ンとお腹を見せるのは飼い主に服従しているポーズ。
だと思ってませんか?
私はそう思ってました。
本気噛みがある我が家の柴犬、ご機嫌で寄ってきて私の前でゴロン。
「服従してる〜かわいいヤツめ!笑」なんて思ってお腹をサワサワしていたらガブリと噛まれるということが何度もありました…
えーーー!?
自分でお腹見せてゴロンしたじゃん(涙)
お腹を見せるのは服従、そう思い込んでいた私は何度も何度も同じことを繰り返しました。
(だってご機嫌で寄ってくるから)
最近は流石に飼い主も学習してきたのでむやみには触りませんが、「なんでゴロンするのに怒るんだろう」と不思議に思っていました。
犬がお腹を見せる、その行為には他にも意味があったんです。
それは自分の方がエライと思っているケース。
このタイプの子はゴロンとしてるからと言ってお腹を触っていると、止めようとした瞬間噛まれることがあるそうです。
我が家の柴犬は完全にこっちのケースみたいです。
お腹を見せる=服従というのがあまりにも有名すぎますよね。
お腹を見せておいていきなり怒り出す麦を見て「この子、脳に問題があるのでは?」なんて思ったりもしてましたが…
違う意味もあるんだと知ることでスッキリしました。
服従…してなかったのか(笑)
食べ物に見えない異物を食べてしまうのはどうして?
(第2章 よくあるイヌの困った行動)
我が家の柴犬、食べ物じゃなくてもなんでもかんでも食べるタイプです…
これ、まさにどうして!?なんですが、好んで食べ物ではないものを食べるのは異嗜(いし)という性癖なんだそうです。
パピーの頃からコットン、石鹸、ウェットティッシュ、乾燥剤、あらゆるものをパクリと一瞬で食べては病院に駆け込んでいましたが、まさか性癖だったとは!!
麦の異嗜(いし)は異常なほどで…気づかないうちに釘や旅行用歯磨き粉を飲み込んでいたこともありました
気持ち悪くなって吐き出していたので気づいたんですが、歯磨き粉をオエオエと出した時には血の気が引きました…
(携帯用とはいえ人差し指くらいの長さのやつですよ…信じられません…)
誤飲で初めて病院に連れて行ったのは麦が我が家に来て数週間のことでした。
私の化粧用コットンを奪い取りゴクリと一瞬で飲み込んでしまったんです。
体重は3kg弱くらいだったと思います。
結構大きめなコットンだったので目の前で見ていたのに「ホントに飲み込んだ!?」と信じられないくらいでした。
急いで24時間診察の病院を探して連れて行きました。
その時に獣医さんに言われたのが「こうゆう子はリピーターになる場合が多いんですよ」です。
リピーター(笑)
「まさか〜」なんて思っていましたが、言われた通りリピーターになり何度も病院のお世話になりました…
5歳になった今、だいぶマシになってきましたが、まだまだ油断できません。
性癖…上手く付き合ってあげるしかないんでしょうか。
顔を覗き込むと、すぐ目を逸らす。嫌われちゃった?
(第3章 どうにもやめられないイヌのクセ)
我が家で飼っていた先代犬がそうでした。
顔をジーッと見つめるとスッと目を逸らします。
「恥ずかしがり屋さん!」なんて思っていましたが、自分から目を逸らすのは服従しているサインなんだそうです。
目を逸らすのが面白くてなんとか目を合わせようとしつこく見つめていました(笑)
そんな意味があったとは。
本当に従順で穏やかな子でした。
今思うとちゃんと飼い主との上下関係がしっかりできていたんですね。
さて、麦の場合はどうでしょう。
割と目が合います…
ご機嫌な時はアイコンタクト程度なんですが、攻撃モードな時は絶対に目を逸らしません。
怒ったような目で私の方をグッと見つめます。
「お前に言うことなんか聞くもんか」と言うことでしょうか…
逆に従順な時はあまり目を見ません。
そんな時は手を拭いたり首輪の付け外しをしたりがスムーズです。
ご機嫌な時のアイコンタクトと服従しないぞのサイン、目つきが全然違います。
そういえばトレーナーさんにも目をじっと見つめるのは圧をかけている事になると言われていました。
犬と人間では目を逸らすことの意味が全然違うんですね。
犬の気持ちや行動の意味を知れば暮らしが楽になる!
麦の気難しさに手こずっている時は犬の行動やしつけについての本をよく読んでいました。
ただ、読んだだけで自己満足していたというか…
「へーそーなんだ」で終わっていたのであまり知識を活かせていませんでした。
小難しい本ばかり買っていたのもあったかも知れません。
それからしばらくしてトレーナーさんに相談するようになり、「犬の気持ちもしつけも本の通りにはいかないよ」なんて言われて読まなくなっていました。
犬の気持ちも人間と同じで一つではなく複雑です。
全てが当てはまるわけではありませんが、参考までに読んでみると面白いです。
簡単に書かれている本が一番!
尻尾を振ってるのは嬉しいだけじゃない
(振り方やポジションで違う意味がある)
あくびをしてるのは眠いだけじゃない
(緊張を和らげてリラックスするための時もある)
飼い主にもたれかかってくるけど甘えてるわけじゃない
(自分の方が上だと思ってる場合がある)
など。
トレーナーさんに相談してよく言われていたのが「この子をよく見て」です。
ちょっとした表情の変化や気持ちの変化を感じ取ってあげるのが気難しい犬と上手く接するコツかもしれません。